親・祖父母の保険は要チェック!80代の祖父が高額な医療保険を契約していた件
高齢な家族がいる方は、家族の保険加入状況を一度は確認したほうが良いでしょう。
知っていると知っていないとでは、給付金の支払い事由が発生した場合の対応が大きく変わってきます。
また、非常に高額な保険に加入しているケースもあるため保険について考える良い機会になります。
下記は完全に私事ですが具体例として参考にしていただければと思います。
少し前の話になりますが、80代の祖父が大病で入院手術をするということになり医療保険の加入状況を確認してみました。
祖父とは保険の話は一切したことがありません。
また、保険に興味があるような雰囲気は一切なく、年金額も少ないため医療保険に加入しているとは思ってもいませんでした。
保険とか興味なさそうな元気なおじいちゃんです。
念のためと思い、保険の加入状況を確認してみると衝撃を受けました。
月払い保険料が1万円を遥かに超える医療保険を2本も契約していたんです。
どちらも大手外資系の生命保険会社。
ちなみに、2つの保険を合算した場合の月払い保険料は3万円程でした。
おそらく年金額の半分程度を保険に回していたのでしょう。
明らかに払い過ぎ。
収入と支出のバランスおかしすぎますね。
その後、入院を繰り返したり、手術を複数回受けたりもしたので結果的には加入していてくれて良かったなとは思いましたが唖然としました。
事前に相談を受けていれば、100%やめておけと伝えていたでしょう。給付金を受け取った今でも収入の半分を医療保険に回すというのは賛成できません。
皆さんが思っている以上に、高齢な家族が多額の保険料を払っていたというケースは意外に多いです。
時間がある際に是非確認してみていただければと思います。
今回の記事で伝えたいのはどちらかという下記について。
高齢家族の保険加入状況確認は必須
タイトル通りですが、親、祖父母などの高齢家族の保険加入状況は必ず確認しておきましょう。
今回のケースでは、祖父が保険に医療保険に加入していることを認識しており、それを家族に伝えることができる状況だったため給付金請求をすることができました。
そして、「指定代理請求特約」という特定の親族が代理請求可能な特約を付加しており、子供(私の親)を指定していたため請求もスムーズにできました。
もしも、高齢な保険加入者が認知症になっていたり、突発的な事故で保険のことを家族に知らせることができなかった場合は給付金の請求ができないケースも出てきます。
保険の加入状況を知らなければ給付金請求まで辿りつきません。
給付金請求事由が発生してから数年経ち時効となっても不思議ではありません。
高齢な保険加入者におすすめしたいのは下記3点です!
・契約している保険証券の場所は必ず家族に伝えること
・指定代理請求人は必ず指定すること
・(可能であれば)家族登録サービスに登録すること
特に、証券場所の共有と指定代理人の指定は必須です。
最も避けたいことは加入している保険が何なのか分からなくなること。その場合でも保険証券さえあれば何とかなります。
また、指定代理請求特約を付加しておけば自分で請求できない特別な事情(寝たきりや認知症等)が出てきた場合、代理人が簡単に請求できるようになるため捗ります。
もしも、既契約に指定代理請求特約が付いていない場合は即付加しましょう。
※指定代理請求特約は基本的に無料。
家族登録サービスは、制度がない保険会社もあるため必須とは言えませんが登録しておくに越したことはありません。
※家族登録制度がない保険会社もあります。
詳細は過去記事を参照していだければと思います。
高齢者に保険が必要かどうかというのは個々の考えがあるので結論は出ません。
私の祖父のように年金額の半分を医療保険に投入するのは明らかにおかしいですが、、、。
それはそれとして、保険に加入しているのに請求しないというのが最も避けるべきことです。
上記3点の施策は、お金がかからず万が一の際に効果が絶大な方法なので是非前向きに考えてみて下さい!