新型コロナウイルス感染後「自宅療養」の場合でも医療保険の給付対象になる?
基本的に、「新型コロナウイルス感染症は入院給付金支払い対象である疾病に該当し、陽性・陰性問わず入院給付金の対象となる。」としている保険会社が大半かと思います。
現状新型コロナウイルスに感染した場合、入院することが原則です。しかし、欧米のように感染爆発が起こり医療崩壊が起きた場合はどうなるか。
多くの軽症者は自宅療養となるでしょう。
この場合、医療保険の入院給付金の対象になるのか否か。
「病院と同等規模の施設に入院し、治療を受けている場合は保障対象とする」とリリースしている保険会社はありますが、「コロナウイルスで自宅療養と指示を受けた場合も保障対象とする」とリリースしている保険会社はありませんでした。
アメリカ、イタリア、スペインのように感染者が激増した場合、保険会社の負担がとてつもなく大きくなりますからね。自宅療養を入院給付金の対象にすると判断すると公式リリースを出すところは中々現れないだろうと思っていました。
と思っていた矢先、中々衝撃的なニュースがリリースされました。
日本生命保険、明治安田生命保険、住友生命保険、第一生命は、新型コロナウイルスで自宅療養の場合でも保障対象とするといった特例を出すとのこと。
これは医療保険加入者からしたら非常に有難いですよね。今後、日本でコロナが感染拡大するか、終息するかは分かりませんが気持ち的には安心。
注意しておきたいのは、全ての保険会社が自宅療養を給付金対象とするという意向ではないという点。
保険会社からすると、とんでもない支出になることが予想されるため慎重に判断することになるでしょう。
県民共済などの共済加入者はどうなるか。各保険会社がこの流れに追随して「自宅療養も入院給付金の対象にする」と判断するかどうかは今後注目していきます。